踊り徒然

2006年5月はじめた日舞に加えて、バレエ、トレーニングのことなど

脚を外旋させる筋肉は?

脚のターンアウト turn out(アン・ドゥオール en dehors)は、解剖学的に外旋 lateral rotation と呼ばれる動作である。外旋の定義は長軸を回転軸とする外方への回旋。

股関節から脚を外旋させる筋肉を調べてみると、大臀筋及び深層外旋六筋(梨状筋、内閉鎖筋、上双子筋、下双子筋、大腿方形筋、外閉鎖筋)は解剖学の各書に共通して書かれている。

更に下記の事典では、外旋させる筋肉として、中臀筋、小殿筋、内転筋群(長内転筋、短内転筋、大内転筋、小内転筋)、縫工筋、大腿二頭筋が記載されている。

 出典:図解解剖学事典第3版、2013年、医学書院

(原著:"Feneis' Bild-Lexikon der Anatomie" 9.Aufauber, 2005)

 

信頼性は低いが、ウィキペディア英語版では、深層外旋六筋、臀筋群、縫工筋の他に大腰筋、小腰筋も記載されている。

http://en.wikipedia.org/wiki/Lateral_rotator_group 

 

このように外旋の役割を担う筋肉の記載がまちまちな状況だが、まずは原典、原論文に当たれなのであろう。